後立山南部(長野) 爺ヶ岳(2669.9m) 2019年9月15日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 1:28 柏原新道登山口−−4:16 種池山荘−−4:56 爺ヶ岳南峰−−5:09 爺ヶ岳中峰 7:56−8:08 爺ヶ岳南峰 8:15−−8:40 種池山荘−−9:58 柏原新道登山口

場所長野県大町市/富山県中新川郡立山町
年月日2019年9月15日 日帰り
天候快晴
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場登山口前に駐車場あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望晴れれば大展望
GPSトラックログ
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コメント好天予想で大天井岳に続き連日登山でいつもより時間はかかったが、バテバテになることなく登ることができた。昨日より東の雲海が高く奥日光は見えなかったが、南アルプスは池口まで見えた




今回も登山口前駐車場を確保できた 大町の夜景
薄雲が出ている 月明かりで稜線に雲がかかっているのが分かる
種池山荘。この頃には稜線の雲は消えた 爺ヶ岳〜赤岩尾根分岐間に5つ程度の光あり
振り返っても登山者のライトの光 鹿島槍にも光が
東の空が明るくなってきた 爺ヶ岳南峰山頂。すぐに中峰に向かう
爺ヶ岳中峰。南峰と違って無人らしい 南峰を振り返る
無人の爺ヶ岳中峰山頂。まだ月が明るい
東の空は背の高い雲海。浅間山が頭を出しているだけ。奥日光は見えない
山頂の気温は約+6℃ 雲海から日の出
爺ヶ岳中峰から見た奥秩父、八ヶ岳、南アルプス、常念山脈、槍穂、扇沢を囲む稜線(クリックで拡大)
爺ヶ岳中峰から見た奥秩父、八ヶ岳
爺ヶ岳中峰から見た南アルプス
爺ヶ岳中峰から見た常念山脈。昨日の今頃は大天井岳山頂にいた
爺ヶ岳中峰から見た大天井岳と燕岳
爺ヶ岳中峰から見た穂高連峰と槍ヶ岳
爺ヶ岳中峰から見た扇沢を囲む稜線
爺ヶ岳中峰から見た立山、剱岳、北方稜線、鹿島槍ヶ岳、頚城山脈、北信の山々(クリックで拡大)
爺ヶ岳中峰から見た頚城山脈、北信の山々
爺ヶ岳中峰から見た志賀高原の山々、四阿山、浅間山
爺ヶ岳中峰から見た冷池山荘 爺ヶ岳中峰から見た冷池山荘テント場
爺ヶ岳中峰から見た種池山荘 爺ヶ岳中峰から見た爺ヶ岳南峰。大繁盛
下山直前の爺ヶ岳中峰は大賑わい 爺ヶ岳南峰に向かう
ウラシマツツジは真っ赤に紅葉 爺ヶ岳南峰への登り返し
爺ヶ岳南峰山頂 爺ヶ岳南峰から見た扇沢駅
爺ヶ岳南峰から見た南〜西〜北の展望(クリックで拡大)
爺ヶ岳南峰から見た鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳中峰
爺ヶ岳南尾根 下山開始
3連休中日で登りも下りも人が多い クロウズコの実。クロマメよりちょっと薄味
ここにテントを見たのは初めて ヤマハハコ
ミヤマリンドウ。花は閉じたままだった 下山時の種池山荘前は大賑わい
柏原新道を下山 まだまだ爺ヶ岳へ向かう登山者は多い
ミヤマアキノキリンソウ ガレ沢。すれ違いのためしばし待機
枯れ始めたオヤマリンドウ 扇沢駐車場は満杯
登山口到着 対岸の駐車場も満杯
ここから扇沢の流れへと下る 下山後はいつもここで水浴び
登山口側路側はバイク専用駐車スペース 登山口の反対側は車用駐車場


・3連休初日は大天井岳日帰り往復を果たして体力の大半を使ったがまだ2日の休みがあり、しかも明日も好天の予報。連休最終日はお昼くらいから雨の予報で、動くなら無理を承知で明日の方がいい。行先は体力的に最も楽な部類の爺ヶ岳に決定。

・午後2時くらいに柏原新道登山口に到着。3連休初日だけあって登山口より手前のスノーシェッド間にある駐車スペースはどこもほぼ満杯。しかし登山口前の駐車場は1台分のみ空きがあり確保に成功。2時間位は直射日光で車内が暑く昼寝できなかったが、立ち木に日が遮られるようになると快適に寝られた。疲れもあり五月雨式にそのまま夜間の睡眠へ。

・爺ヶ岳中峰への所要時間は通常の体力状況なら3時間15分くらいだが、約12時間の休憩では疲労が抜け切れるはずもなく、いつもより+30分と推定し、日の出の5時半から逆算して1時半に出発。直前にバイクがやってきて、熊避け鈴を鳴らして登山者が上がっていった。私より出発が早い登山者は今シーズン初めて見たかもしれない。頭上には満天の星空が広がる。予報通り好天が期待できそうだ。

・さすがに出だしから体が重い。気温は+12℃程度で通常なら快適な領域だが、今日は体が異常に暑く汗が噴き出す。昨日の疲労の影響だろう。さて、この調子で山頂までたどり着けるだろうか?

・私の場合、登るペースは速度が一定ではなく呼吸が一定(≒脈拍数が一定)になるように調整している。今回は疲労のため自動的に歩行速度は遅くなり山頂到着に3時間40分かかったが、偶然にも推測通りだった。この歩き方だと山頂到着時の疲労度はいつもより大きいがそれほどでもなく、まだまだ歩ける余力があった。でもこれに標高差400mが加わったらさすがにイヤになったかも。今回はこの程度でちょうどよかったと思う。

・先行していたバイクライダー登山者には石畳付近で追い付いた。まさか追いつくとは考えもしなかったのでちょっとびっくり。でも登山道の更に上にライトの光が見えたので、さらに早出で午前0時過ぎに出発した登山者がいたようだ。扇沢周回か鹿島槍日帰りだろう。

・今日も月明かりが明るく、樹林の切れ目では稜線のシルエットがはっきりと見えた。蓮華岳、針ノ木岳には雲はかかっていなかったが、スバリ岳より北側の稜線には滝雲のような雲が絡んでいるのがはっきりと見えた。頭上は晴れて満天の星空なのに・・・・ さて、山頂に到着するころにはこの雲は取れてくれるだろうか。まだ3時間ほど余裕があるので期待はできるかな。幸いにもその期待に天は答えてくれたようで、黄金岬を通過する頃には稜線の雲はすっかり取れていた。

・昨日より気温はやや高めで標高2200m付近でやっと+10℃まで下がった。時折風が強まり、稜線上での風速が気になる。

・種池山荘直下の森林限界に出ると、爺ヶ岳方面へ歩きだすライトの光がすぐ近くに見えた。まだ周囲は真っ暗。山荘前を通過して爺ヶ岳南峰から北峰が見えるようになると、いくつものライトの光があった。いつもはゼロか1,2個程度だが、さすが3連休の中日だけはある。いつものように劔沢付近と餓鬼岳付近にも光あり。ここからだと北穂高小屋の光は遠すぎて見えない。

・枯れたお花畑を通過してハイマツ帯に出て振り返ると、後ろからも複数の登山者のライトの光が。今日は暗い時刻からとても賑やかだ。さすがに小屋泊まりの軽装登山者より歩きは遅く、久しぶりに人に追い越された。急ぐわけではないので快く道を空ける。今のペースでも日の出には十分に間に合いそうだ。心配していた風も弱く、防寒装備は腕カバーと手袋、毛糸の帽子で済んだ。

・今日も暗い時刻は雷鳥の鳴き声が聞こえた。何故かいつもよりも数が多い。連休中は雷鳥もサービスしてくれるのだろうか? でも下山時を含めてその姿を見ることはできなかった。この好天では仕方ないか。

・日の出まで時間に余裕があるので、まずは賑わう南峰へ。まだ日の出まで30分もあるのに山頂には10人程度が東の空を見ていた。今日は雲海の高さが高く、志賀高原の山々は雲海に没して見えなかった。奥日光の山々も今日は見えず。でも南アルプスはずらっと並んでいるのが見えた。

・南峰は通過しただけですぐに中峰に向けて僅かに下って縦走路へ。日の出30分前なのでもうライトは不要。

・日の出の約15分前に無人の中峰山頂に到着。気温は約+6℃で高めとはいえ、半袖半ズボンのまま長時間居られる気温ではないので、雨具を除いた防寒装備を着用。今日は風が無いので体感温度は比較的高い。西を見ると立山の稜線にも雲はかかっておらず、すっきりと見えていた。まだ月が輝いて見えた。

・志賀高原方面は雲海に沈んで見えないものの空気の透明度は良好で、南アルプスは最終的には深南部の中ノ尾根山まで見ることができた。八ヶ岳はバッチリで、奥秩父は金峰山〜国師ヶ岳のみが雲海の上。頚城山脈方面は昨日同様の見え方で、西海谷山塊から高妻まで見えていた。常念山脈、槍穂、扇沢周辺、立山、剱岳及び北方稜線もすっきりと見えていた。お隣の鹿島槍にも雲はかからず、今頃はあちらの登山者も大展望を楽しんでいるだろう。

・さすがに3連休中日で、爺ヶ岳中峰に立ち寄ってから鹿島槍ヶ岳へ向かう登山者が多く、中には団体様も。逆方向からやってくる登山者も結構いて、珍しくも中峰が賑わっていた。

・昨日の大天井岳に引き続き、本日も展望説明用のA3サイズ写真を持参。こちらでも大好評だった。

・軽く飯を食って中峰を後にして南峰に立ち寄り下山開始。種池山荘に至る間も登り下るの登山者が多かった。種池山荘前も大賑わい。

・種池山荘から柏原新道登山口までも、それまでと同様に上り下りとも登山者の姿が多い。

・登山口に戻り、いつものように扇沢に下って水浴び。あまり汗をかいた気がしなかったが、濡れタオルで全身を拭くとさっぱり。沢から見上げる対岸の駐車場はいっぱいらしい。あれだけ登山者とすれ違ったからなぁ。

・県道の登山口側路側はバイク専用駐車スペースだったことを初めて知った。ここにバイクが駐車してあるのを見たのは今朝が初めてだった。

 

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